インフルエンザが流行中!その対策とは!?
くれよん 訪問看護 精神科

インフルエンザにかからないためには!?

日本で毎年流行する病気というとインフルエンザ!インフルエンザの流行は11月頃からはじまり、3月まで続きます。2月頃がインフルエンザのピークになります。
このインフルエンザなのですが、治療をせずにそのまま放置していると40度の発熱が続き、しんどい状態がつづきます。僕自身も内科医に扁桃炎と診断を受け、抗生物質を飲んでいたのですが一向に治まらず・・・違う病院に行くとインフルエンザと診断されました。薬を服用すると本当に楽になりました。インフルエンザは残念ながら人に感染し、集団感染(パンデミック)を起こす危険な病気です。正しい知識を持っていれば、早期回復と感染を広げない予防ができます。大切な家族にうつさないように、今回インフルエンザについてまとめたので解説をしていきます。

インフルエンザとは

インフルエンザには、A型、B型、C型の3つに大きく分けられています。このA型とB型は季節性のインフルエンザで、人と人の間で感染を繰り広げていく厄介なウイルスです。

インフルエンザの症状

インフルエンザウイルスに感染すると大体1〜3日の潜伏期間の後に、インフルエンザを発症します。発症すると38度を超える高熱や身体の倦怠感、筋肉痛、頭痛、食欲不振などの全身症状が出てきます。その後に咳、喉の痛み、鼻水、時には吐き気などの症状が出現。大体10日ほどで症状が落ち着き、治ります。

インフルエンザと風邪の違い

風邪は1年中ありますが、インフルエンザは冬だけの季節性であることが特徴です。
風邪は発症後経過はゆるやかで、発熱も微熱程度、くしゃみや喉の痛み、鼻水・鼻詰まりなどの上気道症状が一般的です。
コレに対してインフルエンザは、高熱を伴い、全身倦怠感、食欲不振、関節痛、筋肉痛、頭痛などの症状がでます。また、インフルエンザは肺炎やインフルエンザ脳炎などを引き起こすことがあります。

重症化しやすい人

重症化とは危険性が高いということ。このインフルエンザウイルスの厄介なところは、簡単に人に感染してしまうというところ。日頃から手洗いやうがい、人が集まりそうな所はさけて予防を行うことが大切です。なにより大事なことは周りに感染を広げないこと。ご自身の健康も考えて周りの方のことも配慮しましょうね。

重症化しやすい病気など

・慢性呼吸器疾患(COPDなど)
・慢性心疾患
・糖尿病
・腎機能障害
・免疫機能不全

また、乳児や高齢者はインフルエンザが重症化されやすい傾向にあります。僕の経験上、高齢者の方は糖尿病、腎機能障害、呼吸器疾患などを持病でお持ちの方が多いです。ステロイを服用されている方も、免疫力が薬の影響で落ちてしまいますので日頃からの感染予防には気をつけましょうね。

インフルエンザの予防

インフルエンザにかからないための予防方法はインフルエンザワクチンの予防接種を受けることと、手洗い、うがい、マスクにあります。

インフルエンザワクチン

毎年インフルエンザが流行するシーズンは把握できています。ですので、流行する前にインフルエンザワクチンの予防接種を受けましょう!このインフルエンザワクチンはその年に流行するであろうインフルエンザの型を予測して製造されています。予防接種を受けたからと行って必ず感染しないものではなく、感染したとしても症状の重症化を抑えたり軽減したりする作用があります。また効果は1年ほど持つため気軽に接種することができます。
このインフルエンザワクチンは、卵を媒介にして製造されているため、卵アレルギーの方が接種するとアレルギー反応がでてしまいます。その場合は一度、医師に相談をしてみてください。

手洗い・うがい・マスク

インフルエンザウイルスが手に付着してしまうと、そこから口に入り込む可能性がかなり高いです。そのため、インフルエンザウイルスを速やかに取り除く必要があります。そこで簡単にできるのが、手洗いになります。うがいも口腔内の菌を外にだすことができるので、日頃から癖にしておきましょう。

1. 日常生活内での予防方法

(1) 感染経路

インフルエンザウイルスは体内に侵入すると、喉や肺で急激に増殖します。インフルエンザウイルスは、インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみに含まれています。それを吸い込むことでインフルエンザに感染しちゃいます。この感染経路を飛沫感染といいます。

また、くしゃみや咳などに含まれるインフルエンザウイルスは強い感染力を持っています。くしゃみなどで手が汚染されると、ドアノブや机にもインフルエンザウイルスが付着してしまいます。それに触れ、口から気管へウイルスが侵入しインフルエンザに感染してしまいます。この感染経路を接触感染といいます。

呼吸をすることで、インフルエンザウイルスを吸い込み、喉や気道の粘膜などからウイルスが染み込み、喉や肺で急増してしまいます。増殖のピークは2日後!つまり増殖のピークをむかえる前に治療を行うことが重要になります。

インフルエンザの検査

インフルエンザの検査方法は、鼻の粘膜を綿棒で採取し、インフルエンザウイスルがいるのか確認をします。検査の時間は大体10分くらいです。検査自体は簡単なのですが、検査を受けるタイミングが非常に重要になってきます。
発熱をしてすぐに検査をしたとしても、おそらく陰性反応(インフルエンザではない)がでるでしょう。そういう僕も、早く受診をして扁桃炎であるだろうと診断を受け、後日インフルエンザということがわかりました。
インフルエンザウイルスは急激に増加するのですが、増加するまでに12時間以上という時間が必要です。基本的には12時間以上たてば受診をしたらいいのですが、病院によっては発熱後1日経ってから受診をするように勧めるところもあります。
この1日というところがミソで、インフルエンザ発症後48時間以上経つと治療薬である抗インフルエンザ薬が効かなくなるので注意が必要です。

インフルエンザの治療方法

インフルエンザの治療方薬には抗インフルエンザ薬があります。インフルエンザウイルスの増殖力は強く、発症後48時間(2日)がウイルスの増殖ピークになります。増殖ピークに達すると、抗インフルエンザ薬が効きにくくなるため、ピークをむかえる2日前までに受診し服用することが大切です。

インフルエンザの診断から登校や出勤を再開するまで

小学生以上の場合

インフルエンザ発症後、解熱後2日が経過していることと、発症後5日が経過していることが条件になります。その2つの条件があれば、小学校などに登校することができます。

幼稚園児・保育園児の場合

インフルエンザ発症後、解熱3後日が経過していることと、発症後5日が経過していることが条件になります。その2つの条件があれば、幼稚園・保育園などに登園することができます。

まとめ

いかがだったでしょうか?インフルエンザは身近な病気であり、11月〜3月まで続く季節性のものです。その期間はインフルエンザに感染している方が非常に多いので、まずは自分が感染しないこと。そして、まわりの人にインフルエンザを広げないように注意していきましょう。
大切な家族をまもるためにも、日頃の手洗い・うがい・マスクをしましょうね。

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