3月から春先に流行する病気は、ロタウイルス感染症、溶連菌感染症、インフルエンザになります。
卒業式、入学式、4月から新しい生活が始まる方々などが多く、この時期にはいろいろな人と行動を共にする機会が極端に増えます。この時に、下記の病気をもらうことが多いので十分に注意するようにしましょう。
簡単にですが、紹介をしていきたいです。
ロタウイルス感染症
ロタウイルスは小児が感染する病気で、4〜5歳までには感染してしまいます。2歳未満に感染をすると重症化しやすく、入院加療をうける必要がでてきます。
感染経路は
糞口感染で、接触感染、直接感染による感染です。また、気道症状が見られる場合もあり、飛沫感染の可能性もあります。
症状は
嘔吐、下痢、発熱の3つの症状が特徴的です。脱水に要注意です。
予後は
治療方法は、対症療法になります。嘔吐や下痢に伴う脱水症状に関して補水を行うことになります。必要であれば、点滴なども行います。通常は1週間ほどで完治します。
溶連菌感染症
溶連菌感染症は年齢に関係なく感染しますが、学童期の小児にもっとも多いです。
症状は
突然の発熱、全身倦怠感、咽頭痛の症状が出現します。さらに特徴的なものとしては、いちご舌といい舌が真っ赤になります
予後は
治療にはペニシリン系の抗菌薬を服用します。感染経路は、飛沫感染、接触感染になります。この溶連菌感染症は、重症化すると腎臓に悪さをし、糸球体腎炎を起こす恐れがありますので、疑わしい場合はすぐに受診をしましょう。
インフルエンザ
インフルエンザについてはコチラをご参照ください。
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